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『老人たちの裏社会』という本が話題になっている。

近年、『老人の性』というテーマでもネット上を賑わせているが、いま高齢者がイロんな意味で熱いのである。

六十歳くらいになると、老人というカテゴリに振り分けられる。

若い世代の世間さまは、こういった年寄りたちの道具(生殖機能)は、
役に立たなくなったり、蜘蛛の巣がはったりしていると思い込んでいるようだ。

だから、年寄りがあんなことやこんなことをするのが信じられないのだ。

でも、ぜんぜんそんなことはない。

最近のじいさんばあさんをみたまえ。特にばあさんたちはものすごく元気なんだ。

イケメンの旅役者に黄土色の声をあげたり、若い男(20代~50代)から声をかけられたりするともじもじしたりする。

ぼくの40代の知り合いは、カラオケスナックで70代の独り暮らしのばあさんからコクられたそうだ。

やさしい彼は、おばあさんだしまさかそんなことにはならないだろう……
と軽く考え、「茶飲み友達としてお付き合いしてもいいですよ」と言ったそうだ。

で、そのあとは……

あまりに破廉恥すぎてここにはかけません……

彼はあまりのショックに、年寄りのイメージがガラッと変わってしまった。

今はスナックにも行かなくなり、ばんばん来るメールも無視、着信拒否をしてやりすごしている。

しかし誤解しないでほしい。

このおばあさんのことを悪く言っているのではない。

六十歳もすぎればもう冥土に旅立つ準備をしてるだろう、としか思っていない世間さまのほうが問題なのだ。

『老人の性』については、ドクターの書いた専門の本を読んでもらうとして、
ここでは老人の下半身問題についてではなく、年寄りたちの『爬虫類脳的奇行』についてとりあげてみよう。


老人たちの裏社会/新郷由起


「長生き」は本当に万人に幸せなのだろうか。
本来は加齢と共に人間性が円熟するはずが、実際には問題行動を起こして“不良化"する老人たちが急増している。
万引き、暴行、ストーカー、売春……
彼らはなぜ、そうした反社会的な言動に至るのか。
持て余した余生を使いこなせずに、目標も生き甲斐もないまま、犯罪行為や色と欲などに走らざるを得ない背景には、
「命を燃やせる何か」への強烈な希求と共に、己が「生きる価値」を世に問う承認欲求すら根底に潜む。
他者から必要とされず、社会的責任も解かれた彼らの喘ぎとは。
生き続けるより上手に老いる方が困難となった現代社会で、不器用な彼らの生態から浮き彫りにされる“闇"と新たな課題をひもとく。
他人事ではない長寿社会のリアル。
[出典:Amazon.co.jp]



品格ある老人になるために



本のタイトルからすると、ヤクザな老人たちの犯罪組織を連想してしまうのだが、高齢者たちの犯罪についてとりあげている。

万引き(窃盗罪)・暴行・ストーカー・売春(買春)など、前述の40代の彼と同じ、世間さまはこの高齢者の犯罪率の高さについて何も知らない。

著者から一部を引用してみよう



この本を読んで『年寄りのイメージが変わった』という人が多い。

高齢者が犯罪を犯す(初犯)原因は、淋しさ・孤立・孤独という分析をする専門家がいる。

80歳以上の自殺者数は年間2500人を上回るという。

生き地獄化する余生……
他人事ではない誰もが直面する老後について考えさせられる一冊。


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